髪の構造
髪は
水・ケラチン・脂質・ミネラルでつくられています。
ケラチンというタンパク質はアミノ酸です。
髪のアミノ酸はアルカリ性から酸性まであります。
| PH | 割合 |
|---|---|
| アルカリ | 15% |
| 中性 | 55% |
| 酸性 | 30% |
以上の割合で出来ています。
爪や動物のツノも同じタンパク質ですが
毛髪の特徴は折れずに“曲がる“ということが出来ることです。
しなやかに動いてとても丈夫です。
タンパク質の並びによって、直毛や、癖毛になります。
タンパク質にも固い疎水性のタンパク質と柔らかい親水性のタンパク質があります。
この量により髪質にも違いがあります。
このタンパク質を守る外側にあるうろこのよう作りがキューティクルです。
キューティクルがないと髪はどんどんダメージしてしまいます。
水分や油分が浸透すること
髪はとても複雑な作りをしています。
一本の”かたまり”でなく小さなタンパク質が集まった複合体。
髪には水分や油分の通り道があるのです。
この道は
CMC(cell menblan complex)といいます。
この道を水分は通り、髪は濡れたり乾いたりします。
パーマやカラーの薬剤もこの道を通ります。それから内部のタンパク質に浸透して作用します。
この道がないとカラーも出来ないし、パーマもかかりません。
美しい髪を大切に
たった一本の細い髪の毛。
それは、単純なナイロンのようなつくりではなく
とても複雑な構造をしています。
まさに、生命の神秘ですね。
この繊細な髪の構造をいかに壊さずに、
カラーやパーマを施すか。
それが、ダメージを減らすことに繋がります。
美しい髪を大切にすること。
それを何よりも大切に考え、日々の仕事に取り組んでいます。
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